2015-06-22
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地杉への想い
from YAKUSHIMA
人生って一体何年なのでしょう?
80年?はたまた100年?
杉の樹齢は長くて数百年
縄文杉なんて数千年
一体どんな世界を見て来たのでしょう?
今日は、屋久島の地杉とCUPへの想いのお話です!
こんにちはTです
屋久島は鹿児島県の南60㎞海上に位置する面積が約500㎢で島のほぼ全域が山地で占められている島です。
ところで知っていました屋久杉って?
元々屋久島の杉(屋久杉)は1500年代から船や建造物の資材として使用されていました。
杉が育つ屋久島は水には恵まれていますが、島独特の花崗岩の山地に育つ為とても成長がゆっくり、そのため材質も密しており樹脂分も多く大変腐り難くとても長い時間生きていきます。
そんな屋久杉ですが屋久島の原生林殆どが国有林で生態系の保護地域で有りあり近年では世界遺産登録で殆どが明治以降から伐採が禁じられているのです。
今現在流通している屋久杉は昔、天災で倒れ土に埋まった物を材としている伐採していない‘土埋木’だったりするんですよ。
そこで誕生したのが
人が植林する事で伐採が可能な‘地杉’
しっかりと屋久杉のDNAを引き継いだ‘地杉’
この地杉を現在屋久島の方々は資材としても多く流通しているんです!
最近では木造住宅の需要も下がる中、同じく資材の流通も減りますが
常日頃から屋久島の方々は、この地杉はもっと活躍できる材として多くの方に手に取り
見て、触って、匂い
を感じて欲しいと思われています!
私達sunsetclimaxも常日頃日本の職人さんや技術に対し注目をしており、今販売している物、開発中の物につきましても相当な日本の技術が盛り込まれていますので、この素晴らしい地杉のお話しをお聞きした時はもっと活用し新たな需要が出来ないかどうか企画しました。
企画は、早速屋久島の関係各所の方々へお話をさせて頂き、快くお話を聞いて頂き私達の企画にも嬉しい事に共感を頂きました。
又製作も屋久島で活躍されておられる工芸作家(鹿島重人さん)の方に是非にお願いし、‘地杉’に新たな可能性のある息吹を与えて貰う事に忙しい中御協力も頂けました!
この可能性が進めば、又新たな産業の発生としての1歩と…
とても小さなきっかけですが
先ずは‘JisugiCup 01’にプロジェクトの願いを託しました!
製品に至る経緯も…
我々も地杉の良さが出るデザインを何パターンも考えてはモデルを作り、実際に口当たりや持ち感を確かめ、
職人さんとは幾度と打合せと試作を繰り返し、繰り返し…
やっと本生産へと…
しかし今度は数ある地杉から中からもCUPに適した固さと模様の材を…
一つ一つハンドメイドで製作してやっと形になったかと思いきや
そこから防水の仕上げに天然乾燥で約一ヶ月と…
一つのCUPになるまでには数々の方達の御協力と皆さんの日本の屋久島の物作り対する拘りがあっての事ですね。
勿論最後にはsunsetclimaxと工芸作家の鹿島重人さんとの
屋久島発の焼印を緊張の中丁寧に押して…
はいっ完成!
専用のポーチも作りました!
拘りのCUPですから、ポーチも拘りのタープ生地を使用しCUPが優しく包まれるデザイン・サイズで企画!
パーツもタープの収納袋と同じ物を使用しております。
製作もタープを日頃製作して頂いている方にお願いをしております!
皆さんからも好評を得ております!
屋久島の息吹と地杉の良さを感じてみませんか?
******* 【Jisugi cupはこちら】*******